微睡む猫さん

微睡む猫さん
PhotoshopCS6 ハード円ブラシ(カスタム)

白い猫と暮らしたことがある人ならば、1度は、夕暮れ時の金の光を受けて輝く被毛の、その細やかな美しさに息を呑んだことがあるはず。
白い毛が光を反射して、きらきらと層を作るため、光を纏ってるように見えるんです。
厳かで、神聖で……やはり神とはネコであったと思い知らされます。ひれ伏すしかない。

毛の黒い猫さんは、ツヤツヤしてるのでそれも美しい。
茶トラさんの美味しそうな毛並みも大好き。

そういえば、近頃絵を描いていると、時々ふと匂いがよみがえることがあります。
何かとても懐かしい、ノスタルジーに溢れる匂いです。
一体何の匂いだろうなーと思いながら、画材の入った箱をあけて、はたと気づきました。

「あー、クレパスの匂いか」と。

今、クレパスを使って絵を描いているわけではないので、おそらく幻嗅とかそういう類だと思うのですが、あの湿った匂いは多分、小さい頃にクレパスで絵を描いていた記憶なんじゃないかなと思います。
その頃と同じ無邪気さで描けているなら、いいなぁ。

小さい頃は紙一杯に物語の絵を描きまくるという子供だったっぽい。
どんぐりに手足がはえたものが、ありとあらゆる遊びをしているとか、そういうのです。
その頃から群像劇が好きだったのかなと思うとなんか感慨深いですね。

小学生の頃に描いた百合の絵は、花弁は繊細に描いてるのに葉っぱで急に力尽きてやたら重たい塗りになってたりして、そういうところは今も全然変わらないなと花の絵を描く度に思います。
葉っぱの質感、苦手なんですよね……。

図書館に行ってきました

借りていた本を返却し、また新たに借りてきましたよ!

・箱庭図書館 乙一
・手紙 谷川俊太郎
・わかりやすいカラーの基礎知識
・鉛筆で描く
・色鉛筆で描く

という5冊です。

長い小説を読む余裕がないので、短編集を借りました。
乙一さんの話だと、「失はれる物語」とか「しあわせは子猫のかたち」とかが好きです。
あと「傷」は映画も漫画もどっちも見たくらい好きです。
アサトの美少年っぷりがたまらんです。ショタホイホイ。

谷川俊太郎さんの詩集も借りてみました。
私、詩集が好きなんですけど、「お前は文芸家の悪い部分に似てる」と言われて以来、詩集とかなんかそういう文芸っぽいものは避けちゃってたんですよね……。
でもやっぱり好きなものは好き! 悪い部分に似てるという意味は、痛いほど分かるけど、なんかもうしょうがない!
谷川俊太郎さんは言葉のひとつひとつが繊細で、どこで区切っても美しいので、すごいなぁと思いました。

あとは教本系です。
買うと高いし、本棚を圧迫するので、借りれるなら借りておきたい。
気に入ったら買おうと思います。