虫取り少年テト

テト
PhotoshopCS6 ハード円ブラシ

実家に大きいムカデが出たので、虫取り少年のテトを久しぶりに描いてみました。
どういうキャラかというとこんな感じ
伏木さんに塗ってもらった方のカラーにしてみました!

虫取りが得意だけど、虫が好きと言うよりも、動く物をみたら追いかけずにいられないという設定。
どちらかというといじめられっこだけど、いじめっこの靴の中に毒虫を入れてマジ泣きさせるなど、しっかり復讐するタイプ。
やったりやられたりを繰り返しすぎて、周りからは「あいつら仲良いな」って思われている。

夕方くらいから描き始めたのですが、この時にはまさか自分がムカデ相手に大捕物をする羽目になるとは思いませんでした……。

ムカデの襲撃、始まる……

事の発端は今日の昼食後。
テレビを見ながらまったりしていると、洗い物をしていた父が「でかいムカデ!」と声を上げました。
見に行くと、室内で遭遇してはいけない大きさのムカデが、流しのスポンジに絡まっていました。

それでもう大騒ぎです。
とりあえず父が割り箸でムカデを押さえたものの、大物過ぎると、そのまま挟んで捨てるっていうのも難しいんですよ。
下手をするとムカデが箸を伝って手にのぼってくることも……。
あいつらは本当に油断ならないんですよ……凶暴だし……ジャンプしたりするんですよ。こわすぎ。

その大物ムカデはなんとかなったのですが、ムカデって昔からつがいで行動するって言われてますよね。
根拠はないそうですが、1匹いたらもう1匹いると思えという、アレは本当です。

事件はその数時間後に起きた……。

風呂上がりに青汁牛乳を飲みながら、テレビのお笑い番組を見ていたのですが(ちょうどバカリズムさんの時でした)、右足の親指の爪の辺りに「ガリッ」とした奇妙な感触が……。
なんていうか……ハムスターが時々、爪を囓ってくるのですが、その感じに似ていました。
「ん!?」と思って足を見ると、そこには先がブラシになっている掃除機が。

「びっくりさせんなよ……」と思いながら再びテレビを見ていたところまでは覚えているのですが、その後どうなったのかよく分かりません。
気がついたら「ああああああああ!!」って叫びながらズボンを脱ぎ、床にバンバン叩きつけていました。
いきなり叫びながら服を脱ぎ始めた木立に、一緒にテレビを見ていた母もパニックに。
ちょっとした地獄絵図でした。

ムカデがズボンを這っていることに気づいた瞬間のことは全然覚えていません。
それでも、叫きながらでもちゃんとムカデをズボンから追いだし、スリッパで叩いた挙げ句に、頭を押さえて動きを止める対応が出来たのは本当に褒めてほしい。

噛まれなかったのは、とにかく幸いでした。
いや、おそらくガリッとやられた時に多分噛まれていたのでしょうけれど、爪なのでセーフ。
ムカデに噛まれるとめちゃくちゃ痛いですからね…。

なんかもう、ムカデってほぼチートキャラですよね。
攻撃力が高くて、機動性に優れていて、防御力高くて、体力もあって、しかも毒まで持ってるんですよ。
強すぎやろ……(愕然)

あえて弱点を上げるなら、温度攻撃に弱いところくらいでしょうか……。
熱湯をかけたり、凍らせたりするとだいたいやっつけられます。
私のオススメは断然瞬間凍殺ジェットですね。
これがあるのとないのとでは、安心感が違います。

ムカデにハサミ1本で立ち向かっていた頃はとにかく命がけというか、ガチで恐怖で震えていたのですが、この凍殺ジェットがあれば怯えることなど何1つありません。
カメムシやゴキブリにも効くので、そういう虫との遭遇が多い田舎暮らしでは必需品と言えるでしょう。

火ばさみなんかもあるといいですね! 適度な距離感で凍った虫を処理出来ます。
私は部屋に凍殺ジェットと火ばさみを常備しています。

ムカデは潰したり切ったりするとすごく嫌な匂いを発し、それにおびき寄せられて他のムカデが寄ってくるという本当なのか嘘なのか分からない説もありますが、これなら嫌な匂いも発生しないので安心です。

もうとにかく、ムカデだけは本当にキツい……。
あの見た目だけでも相当嫌悪感あるというのに……。

はあ。今夜、ムカデの悪夢にうなされないことを祈ります。
もうほんと、爪を囓られた感触が消えない……。