我が家のハムスターの食事事情

ハムスターの食事と言えば、昨今はペレットが主流になっています。
けれど、私はあえてミックスフードという選択をしています。
ハムスターの体調や年齢に合わせて、適宜調整しやすいから……というのが建前上の理由ですが、本当のところは「ハムスターも食に楽しみはあった方が良い」という、なんとも人間目線過ぎる感覚が主な理由だったりします。
もちろん、これは私個人の勝手な考えであり、ペレットを否定するものではありません。
実際、私もペレットを使用することもあります。
あまり型にはまりすぎず、その時々で一番その子にとっていいものを選択して行くようにしています。
それが長生きしてもらう秘訣かなとも思っています。

はじめに

現在我が家にいるハムスター

ブルーサファイア「ぽむ子」♀ 2015/02/07生
生まれつき、もしくは生後まもなくの事故で左足が欠損。
健康に問題はないが、給水器などの使用が困難。

飼い主

ハムスター飼育歴10年。主にジャンガリアンを飼育。

ぽむ子の一日の食事

ぽむ子のご飯
・キャベツ
・水分補給用ゼリー
・とうもろこし、マイロ、ひえ、あわ、きび、小麦、ソバ、大麦、麻の実、サフラワー、豆類、えん麦、クッキー、フリーズドライ豆腐

ぽむ子は給水器が使えないため、水分補給は野菜やゼリーが頼りになります。
ゼリーは食べても食べなくても、痛まないうちに取り替えます。
メインの食事は、オリジナル配合のミックスフードです。
鳩の餌と鳥の餌をベースに、市販のミックスフードや、その他ばら売りの穀物などを混ぜています。
ぽむ子はまだ若いので、結構がっつりめにしています。
老ハムにはこの配合だとちょっとアクが強いので、マイロや麻の実を抜いたり、サフラワーの量を調整します。

鳥の餌には、むき餌と皮付きがありますが、私は皮付きがオススメです。
ゴミは出ますが、皮がついている方が、ハムスターが喜んで食べている気がします。

市販のミックスフードを混ぜる際の注意点は、ひまわりの種の量です。
ひまわりの種は嗜好性が高いため、ほとんどの安価なミックスフードで、ひまわりの種が大量に混ぜられています。

ひまわりの種は与えすぎない!

どこの飼育本にも書かれていることですが、ハムスターが喜ぶからと言って、ひまわりの種を沢山あげるのはNGです。
ひまわりの種、略してひま種は、栄養価が高く、そればかり食べると肥満の元です。
そして、肥満はハムスターにとっては、結構致命的です。
様々な病気を引き起こし、結果として寿命を縮めてしまうことになります。
とはいえ、まったく与えないというのも可哀想ですし、それはそれで、ひま種から補給できる栄養分をどこから摂るのかという話になります。
なので、飼い主さんが一日に与える量をちゃんと決めて、食べる量をしっかり管理してあげるのがいいと思います。
うちでは、だいたい一日に2~3粒与えるようにしています。

タンパク質にはミルワームがベスト、でも……

ミルワーム。インコなどの鳥類を飼ってらっしゃる方には、おなじみではないでしょうか。
赤茶色で、うごうごと動く、あの虫です。
おがくずのようなものの中に入っており、なんだか知らないうちに大きくなる……。
動物性タンパク質というものを摂取するには、もちろん、ミルワームがベストです。
でも……正直、気持ち悪いですよね。
あと、よっぽどうまく与えないと、大半を余らせて、痛めてしまいます。
飼育するというのも、なんだかなぁという感じですし。
というわけで、私はフリーズドライの豆腐を選んでいます。
豆腐も嗜好性が高いため、与えすぎには注意が必要です。

なんやかんやと言いつつも……まとめ

ハムスターの食事を考える上で、一番大事なのは、ハムスターのことをしっかり考えることではないかなと思います。
ペレットでも、ミックスフードでも、それがハムスターの健康をしっかり考えて飼い主さんが選んだものなら、それが一番いい食事だと思うのです。
私は、「自分が食事を楽しむように、ぽむ子にも食事を楽しんでほしい」と思ったから、色々と食感や味に変化のあるミックスフードを選びました。
回し車が使えず、運動に大きな制限がかかるぽむ子にとって、食事は数少ない楽しみの1つに違いないと思ったからです。
もちろん、将来的にペレットを使うこともあると思います。
初めにも書きましたが、私はペレットを否定するつもりはありませんし、これまでにもペレットを使ってきています。
ハムセレなどは、食べてくれればとてもいいフードだと思います。
その辺は臨機応変に、ハムスターの状態をよく観察して、その時に一番必要なものを選んでいけるようにしたいです。

今回の記事はここまでです。
お読みいただき、ありがとうございました。