ちょっと描き込んで雪を足してみた

駅途中

実はすごい大雪の日だったんですよ。
というわけで、雪の部分をフィルタで足してみました。
ノイズを作って、それをちょっと拡大して色調反転し、ぼかし移動で動きをつけた後にスクリーン70%前後で合成。
それを二枚重ねています。だいぶそれっぽくなったかな?

この日はとにかく寒くて、西に向かうほどに雪が深くなっていったのを覚えています。
雪のないところに住んでるせいで雪を見ると異常にはしゃぐ私も、次々に届く「運休のお知らせ」に、これちょっとヤバいんじゃ……と思ったんですが、幸い私の乗った新幹線は止まることなく予定通り運行してくれました。
1本後の新幹線は駄目だったので、本当ギリギリでした。

吹雪とかあまり縁がない方なので、雪が顔に当たると痛いなんて知らなかったなぁ……。
スキーとかスノボとかも全然しないから、とにかく雪を知らないです。
小さい頃はスキーとか年に1度は行ってたんですが、歩いてる時に転んで持ってたスキーのエッジで後頭部を強打し、しばらく色々曖昧になってからなんか怖くて行ってないです。
昔から運動神経が壊滅気味。

山月記を読む……

図書館に行こうと思ったら休館日だったので、とりあえずネットの青空文庫を読みました。
「なんか虎が出てくるやつ」というくらいしか覚えてなかった「山月記」をしっかり情景を想像しながら読んでみたところ、感極まりすぎて胸が痛い……。
李徴への感情移入がすさまじすぎて、体調が悪いです。

自分も心に鬼が棲んでる方なので、なんか身にしみますね……。
人は人の中にあってしか人でいられないんだよなぁとも思いました。

他人によって与えられる変化や心の揺らぎを嫌うあまり、人との関わりを断ちたいと思うこともあるけれど、創作の元になるエネルギーも、人との関わりから生まれているものなのかもしれない……と思うこともある……。

だから揺らぎの元を断って1人になったとしても、きっとうまくいかない。
分かってはいるんだけど、ついつい、1人になる方を選んでしまいますね。

それで、部屋で猫が「ニャー」と言えば「ニャ?」と返す、みたいなことばかりしてたら、どんどん人間であることを忘れてしまうのかもしれない。
いや、ほんと、段々「ニャ」だけでやりとりするようになってきてて……。
でも、虎ならぬ猫に変じるとか、なんかむしろほのぼのするのだが?
一緒にひなたぼっこしてるとこの上なく幸せ。

これだけ気持ちが荒んでいるのには他に原因があるんですけどね。
連日、恋愛系シナリオを書き続けてると、やっぱりちょっとおかしくなってきます。
雄叫びを上げながら壁に頭を激しく打ち付け、転がりまわりたくなるような、そういうアレ。

頭を恋愛脳にしてればまだなんとかなるんですが、コメディ脳や鬱脳だとひたすら苦行でしかない。
コメディ脳だと純度の高い変態になるし、鬱脳だとヤンデレ気味になるし……。
適度にお花畑な恋愛脳を維持しなければ、無理……書けない……書くけど……。

手っ取り早く脳を切り替えるには、やはり本を読むのが1番ですね。
最初から最後まで登場人物の恋愛しか描かれてないようなふわふわした話を読むと、それに引きずられて、ふわふわしたのを書ける気がします。
「馬鹿な……いい人しか出てこない、だと……」と震撼するようなのがベスト。

ぶっちゃけあんまりラブストーリーに興味が無く、どっちかというとバディ系アクションものが好きな私としては、ふわふわ恋愛ストーリーを真面目に読む自分というのがかなり耐え難い光景ではあるのですが、まあなんとか……資料だと思って頑張って読みます……。
なんでこんな人間が恋愛もの書いてるのかいつも不思議でしょうがない。

関連記事